日々の出来事だとかなんとか・・・創作だとか -2007/6/7
![]( http://bfile.shinobi.jp/2866/5d7bdfa7.jpg)
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荷物を持って家を出たのは朝顔がほころびだす頃だった。
始発で母のところにいってきました。弟が調子いいから、きてもいいって。
妹も誘ったけれど、「死んでも行かない」らしい。
何度か誘いを試みたものの、「しつこい」とエレキベースで頭をおもくそ叩かれた。
俺の体はボロボロだ。頭痛い。
あさまの中ではうとうとしながら本を読みながら音楽聴いてました。
未消化のヴァンパイア・クロニクルズが肉体泥棒の罠と悪魔メムノックが上下それぞれ。
聞いてるのはサヴェージガーデン。ヘビーローテーションです。
ヴァンパイアクロニクルズにも『野蛮の園』って言葉がでるから、なんとなく。
ただ、ボーカルのダレン・ヘイズの優しい声でとても眠くなります。
だからって爆音でかける俺も俺かもしれない。
・・・ヘッドホンから音漏れはしないと思いたい。むう。
それにしてもプレーヤーの電池が死にかけてるなあ・・・買い換えよう。
2時間すこしで長野駅到着。それから電車で最寄駅まで。
長野というととても涼しいイメージがあるのですが、ここも暑くなりそう・・・。
バスの乗り継ぎに失敗して一時間くらい右往左往したりとかは内緒です。
結局お昼すこし過ぎに病院に着いたよ。
ここは空気もよくて良いところです。弟は食事が終わってお昼寝中。
久しぶりに会った母さんは変わりなさそうです。
「見ないうちにまた少し大きくなったね」って頭撫でてもらった。
恥も外聞もなく泣いてごめんなさい。でも本当にそれだけで嬉しいんです。
誰かが俺のことを忘れてないんだとおもうだけで幸せなんです。
例えもう二度と俺だけを見てくれることが無くても。
五月蝿くして起こすといけないので、母さんにお外に連れ出されたよ・・・。
ご飯食べてないって言ったら、食堂につれてってくれた。
けどびょういんのごはんまずい・・・。でもがんばってたべた。
学校の話とか、おうちの話とかいっぱいきいてもらってしまった。
ずっとここでしゃべってられたらいいのに。
でもお昼寝終了の時間なので、あえなく弟の病室へ。
気がついたら壁に星の写真のポスターが一杯はってある。
ゆっくりした、子供にしては掠れている喋り方で「宇宙飛行士になりたい」と言っていた。
そこには何の迷いも躊躇いもなく、夢は叶うと信じている光があった。
俺は、この光をどこへ置いてきてしまったんだろう。
できるならば、俺のように自分で夢を折ることがなければいい。
「欲しいものはある?」と尋ねて帰ってきた言葉は「もっと宇宙の本が欲しい」。
話によると、光害の少ないこの街は星を見るのには悪くないけれど、
夜風はあまりよくないから、夏でも九時には部屋に入らなければ行けないし、
冬の星は見られないらしい。
「早く元気になってみんなと暮らしたいなあ」とか、そう言っていたけど・・・
鎌倉の家に暖かいものはないんだ。ここに全てがあるから。
全部彼が持ってきてしまったんだ。
ならば、彼が帰ってきたなら俺の元にも何かが戻ってくるのだろうか。分からない。
ただ、良く分かっているのは、年端も行かない子供に嫉妬する自分の浅ましさと、
彼の境遇に対する哀れみと、「せめて彼だけは」という願いだった。
俺は彼に対してどうしたらいい。どう接したらいい。分からない。
とにかく、がんばって笑顔をこしらえて応対する以外の思いつきもなく。
彼と母とともに・・・二人は俺の思いを知るでもなく楽しそうに・・・会話に興じ続けた。
妹も誘ったけれど、「死んでも行かない」らしい。
何度か誘いを試みたものの、「しつこい」とエレキベースで頭をおもくそ叩かれた。
俺の体はボロボロだ。頭痛い。
あさまの中ではうとうとしながら本を読みながら音楽聴いてました。
未消化のヴァンパイア・クロニクルズが肉体泥棒の罠と悪魔メムノックが上下それぞれ。
聞いてるのはサヴェージガーデン。ヘビーローテーションです。
ヴァンパイアクロニクルズにも『野蛮の園』って言葉がでるから、なんとなく。
ただ、ボーカルのダレン・ヘイズの優しい声でとても眠くなります。
だからって爆音でかける俺も俺かもしれない。
・・・ヘッドホンから音漏れはしないと思いたい。むう。
それにしてもプレーヤーの電池が死にかけてるなあ・・・買い換えよう。
2時間すこしで長野駅到着。それから電車で最寄駅まで。
長野というととても涼しいイメージがあるのですが、ここも暑くなりそう・・・。
バスの乗り継ぎに失敗して一時間くらい右往左往したりとかは内緒です。
結局お昼すこし過ぎに病院に着いたよ。
ここは空気もよくて良いところです。弟は食事が終わってお昼寝中。
久しぶりに会った母さんは変わりなさそうです。
「見ないうちにまた少し大きくなったね」って頭撫でてもらった。
恥も外聞もなく泣いてごめんなさい。でも本当にそれだけで嬉しいんです。
誰かが俺のことを忘れてないんだとおもうだけで幸せなんです。
例えもう二度と俺だけを見てくれることが無くても。
五月蝿くして起こすといけないので、母さんにお外に連れ出されたよ・・・。
ご飯食べてないって言ったら、食堂につれてってくれた。
けどびょういんのごはんまずい・・・。でもがんばってたべた。
学校の話とか、おうちの話とかいっぱいきいてもらってしまった。
ずっとここでしゃべってられたらいいのに。
でもお昼寝終了の時間なので、あえなく弟の病室へ。
気がついたら壁に星の写真のポスターが一杯はってある。
ゆっくりした、子供にしては掠れている喋り方で「宇宙飛行士になりたい」と言っていた。
そこには何の迷いも躊躇いもなく、夢は叶うと信じている光があった。
俺は、この光をどこへ置いてきてしまったんだろう。
できるならば、俺のように自分で夢を折ることがなければいい。
「欲しいものはある?」と尋ねて帰ってきた言葉は「もっと宇宙の本が欲しい」。
話によると、光害の少ないこの街は星を見るのには悪くないけれど、
夜風はあまりよくないから、夏でも九時には部屋に入らなければ行けないし、
冬の星は見られないらしい。
「早く元気になってみんなと暮らしたいなあ」とか、そう言っていたけど・・・
鎌倉の家に暖かいものはないんだ。ここに全てがあるから。
全部彼が持ってきてしまったんだ。
ならば、彼が帰ってきたなら俺の元にも何かが戻ってくるのだろうか。分からない。
ただ、良く分かっているのは、年端も行かない子供に嫉妬する自分の浅ましさと、
彼の境遇に対する哀れみと、「せめて彼だけは」という願いだった。
俺は彼に対してどうしたらいい。どう接したらいい。分からない。
とにかく、がんばって笑顔をこしらえて応対する以外の思いつきもなく。
彼と母とともに・・・二人は俺の思いを知るでもなく楽しそうに・・・会話に興じ続けた。
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