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日々の出来事だとかなんとか・・・創作だとか -2007/6/7



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胸の奥からしこたま殴られてる気分です。
口から内臓出そう。気持ち悪いくらい調子がいい。

気がついたら寝る間を惜しんで狂ったように音源に向かってたり。
音を切ったり張ったり揺さぶったり、殴ったり殺したり。
こればかりは今やらなくては。
今やらなくては俺は・・・。


ああ時間が足りない。
学校に行っても四六時中そればかり考える始末。
耳に何度もできそこないのメロディーラインが蘇る。
違う、悪くはないけど俺のやりたいのはそれじゃない。
こんな惰性じみた、優しいだけだったりうるさいだけの音じゃない。
こんな当たり前すぎる音じゃだめなんだ。

こっちを振り向かざるを得ない音が、震えが止まらなくなる音が欲しい。
誰もかもが立ち止まらざるを得ない、聞き流すことを許さない音。
ああもう狂ってしまいそう。

鏡を見たら眉間に皺が寄っていた。時間がなさすぎる。
睡眠とか誰が決めたんだ?こんなものいらない。
ただ、少しは寝ないと頭が働かないから寝る。
もう夢を見る余裕なんかいらない。
寝すぎたと思って跳び起きればせいぜい三十分くらいしかたってない。
ご飯食べてない?そんなのしったこっちゃない。

知ってるんだ、正直今のこの気持ちは長く持たない。
おれはそこまで強くないから。
田野口君がが言うように考えすぎだろうけども、
もうそれしか考えられないような気持ちはそうそう持つもんじゃない。

本当のところ俺は彼が羨ましくて、憎くて憎くて仕方がない。
それ以上に俺自身が憎くて憎くてたまらない。
彼はなんて明るい所にいるんだろう。
彼自身、なんて明るいんだろう。
眩しくて手を伸ばしたいけど届かない。
そこにたくさんのひとがいる。
おれはそのたくさんの人のひとりで、その後ろで待ってるだけだった。
悲しいね。でもそれ以上の方法がわからなかった。
ただ俺は待っていて、同時に心の底で名付けられない無自覚な何かを募らせていた。
それが何になるっていうんだ。


おれだって彼になれたはずなのに、何を間違えたんだ?
生き方か?誰かのためにピアノを弾くこと自体根本から違ってたのか?

お前はどんどんカッコ悪くなってると祖父は言った。死んだけど。
妹は俺以上の楽才があったよ、でも彼女は高みから俺を見下ろしていた。馬鹿だって。
母には俺が奏でる曲をそれだけのために座って聞いている時間も割いてはくれない。忙しいって。
あの人は帰ってくればつまらなさそうな目をするだけで、またすぐいなくなる。ピアノを弾いて何になると言われたよ。
突然現れて俺から母親を奪った弟が憎くて仕方がないのに、
弟はこの世の全てを信じていて俺すらやさしいのだという。

むごいじゃないか。

おれは十分待ったよ。
でもだめだ、待つだけじゃだめだ。
どの道もう二度と誰一人戻ってきやしないってのに。
目の前にいたとしても二度と手に入りはしないというのに。

練習をして、それでも指が動かない。願いが体に阻まれる。
能力者として覚醒したところで限界はどこまでも壁となって存在する。
それがどこまでも気に入らない。

もう少しだけ見ていたかったあの人だって、
いつしか何ひとつ伝えないまま会うことがなくなってしまった。
もうそんなのはいやだ。



今これを終わらせなければ、多分俺は一生何も生み出さずに終わる。
きっと生み出せずに力尽きてしまう。
火こそ付いたけれども、おれの心が折れて燃え尽きるのが早いか、それとも・・・。
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