見切り発車

解ってるよ。
こんなの逃げの一手でしかないし、同時に退路まで叩き潰してるってのは。

でもこうせざるを得ない。

優しさに甘えて頼り切るわけにはいかないんだ。
甘え方を分かっていない俺は、特に。

学園祭が近いけど、今のままステージに上るくらいなら、
俺はできるだけ早くにやめてしまったほうがいい。

誰が何と言おうと、俺が自分で満足できない音を奏でて、
それで幸せになろうなんてさもしい根性が自分で我慢できない。

みんなうまくフォローしてくれるけどね。
でも俺はそれを分かっているからこそ、続けられないというか・・・。


本当にわがままでごめんなさい。
でもこうするしかなかったんだ・・・。

劣化コピー

帰ってきました。
体調が思わしくないというわけじゃないんだけども。

疲れ切ってるのか、全てが上滑りしていく気がする。
言葉も歌もなにもかも。
自分の体すら自分の物じゃないみたいです

結局俺には何も出来ないのか・・・

この願いすら借り物の気がしてならない。
だというなら俺は一体何に願わされてきたのか・・

俺に何ができるって言うんだ・・・

ぼうっとしてて砂糖をこぼしてみたり、
そういうことをしながらやっぱり何事もなく修学旅行がすぎていきます。

それはそれで幸せなことなのかも。

でもひとりはつらいなあ。

妹は元気かしら。
怪我なんかしてないかな。
ちゃんとご飯食べてるかな。

輪転

よくわからないけど疲れた・・・。

家の関連で二三問題がでたり、妹に泣かれたり、
私用があって電車に乗っていたら昔の同級生に散々からまれたり。

それと、弟がもう少し落ち着いたら戻ってくるかもねって、
冗談めかして電話の母親に言われた。
近いうちだといいねって言った俺のそれは本心だったんだろうか。


でも今更どうやって毎日顔を合わせればいいんだろう。
俺は家のことをひとりでやってきたし、
母親を思い出さないように、思い出さないように生きてきた。

もう戻らないと諦めた時にそんな言葉を言われたら、俺はどうしたらいいんだろう。
朝目が覚めた時の朝食の匂いだとか、洗い物で冷えた手だとか、
そんなものに毎日触れる生活はそれはとてもとても幸せなことで。
でも、母親の「一番」は妹だったし、今は弟で、
たぶんもう俺に配られるそういうものはないんじゃないかなとか。

ある意味願い続けたけれども、願いが俺の望みどおりに叶うなんて、
そんな都合のいい夢はもう、俺には見られないのかも・・・。

大好きだとか、もうそんなことは、多分言えないままなんだろうな。
目の前でそれを奪われ続けることに俺は耐えられるんだろうか。

もう、なんかつかれた。

マザーズデイ

母の日でした。
プレゼントを持って長野の母のところに行ってきたよ。
ギリギリまで粘ってきたけど、結局のところ何一つ話せなかった。

ずっと弟に本を読んだりとか、ゲームの相手をしたりとか、
すみちゃんが来るとはしゃいで疲れすぎちゃうからって、
お昼寝の時間に追い出されたりとか。

なんか、何もかもやる気が起きないなあ。五月病かな。
暗くなりだして変わる信号が照り返すアスファルトの上を、
駅まで一人で歩くのが苦痛で苦痛でたまらない。
そのままそこに座り込んでしまいたい。

皮膚感覚も何もかもがどこまでも遠くて憂鬱です。

明日がこなければいいのになあ・・・。